よく、子どもに「ちゃんとして！！」といってしまいます。
でも「ちゃんと」ってなんだろう？ なんかふんわりしすぎていないか？ 私は子どもに「ちゃんと」どうしてほしいんだろうと考えてみました。
ちゃんとっていうことは、ようは、自分（親）の思うとりにしろよ、ってことなんだと思います。
もっとちゃんとして！ ちゃんとやってよ！ ちゃんとちゃんと・・・リフレイン。私はこうやって「ちゃんと」しなくちゃという洗脳をうけて育ってきて、そしてそれをそのまま子どもに繰り返しているわけです。
ちゃんとのメリットって何でしょうか？
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「ちゃんとする」という表現は、日本語でよく使われる言葉ですが、その意味は一般的には「しっかりとやる」「適切に行動する」「きちんと取り組む」といったニュアンスを持ちます。具体的には、約束や指示に従い、責任を果たすことを指すことが多いです。
子どもに対して「ちゃんとしなさい」と言うことは、その子が自分の義務や責任を果たすように促すための言葉です。親からすれば、子どもには生活の中で大切なルールや社会的なマナーを守り、自己管理ができるように育ってほしいという願いが込められています。
子どもが「ちゃんとした子ども」になることで、親にもいくつかの良い影響があります：
1. **誇りと満足感:** 子どもがちゃんとした行動をすることで、親はその子の成長と努力を誇りに思うことができます。子どもの良い行動や成果に満足感を感じることができます。→要は親の自己満足
2. **信頼の醸成:** 子どもが約束を守り、責任を果たすことで、親子間の信頼関係が築かれます。信頼は良いコミュニケーションと関係の基盤となります。→これも親の自己満足
3. **社会適応力:** ちゃんとした行動を身につけることは、社会での適応力を高める手助けとなります。他人との協力やルールを守ることは、将来の成功にもつながることがあります。→そう思っているのは親サイドのみ
4. **自己成長:** ちゃんとした行動は、自己成長や自己管理の基盤を築くのに役立ちます。子どもが自分のやるべきことをちゃんとこなす経験から、将来の目標に向かって努力する姿勢を身につけることができます。→子の将来の目標を親がつくっちゃいけません
親が「ちゃんとした子ども」になるように育てることは、その子の将来に良い影響を与えるだけでなく、親子関係や社会適応力の向上にも繋がる重要な要素です。
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とはいえ・・・
だけど「ちゃんとしなさい」といいつけられて「ちゃんと」してきた子は大人になって抑圧された感情を爆発させたり、抑圧を強めることで問題が起きているのを見受けます。
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厳しい規律や抑圧的な指導を受けた子どもが大人になって、感情や行動が乱れることがあることはあります。このような状況が生じる理由はいくつか考えられます。
1. **感情の抑制:** 「ちゃんとしなさい」という指導が過度に厳しく、感情の表現を抑制することになる場合、その感情が蓄積されることがあります。大人になってから、これらの蓄積された感情が爆発してしまうことがあります。
2. **自己肯定感の低下:** 常に「ちゃんとしなさい」と指摘されることで、子どもの自己肯定感が低下する可能性があります。自分を評価する力が弱まると、大人になってからも自己価値の問題を抱えることがあります。
3. **過度な規律に対する反発:** 過度な規律や指導に対して、子どもが反発心を持ち、大人になってからその反動が現れることがあります。自己の意志や自己表現を制約された経験から、自由な行動や意見表明を強調する場合があります。
4. **コミュニケーション不足:** 厳しい指導が行われる環境では、子どもと親のコミュニケーションが不足することがあります。コミュニケーションの不足は、子どもの感情や思考の理解を困難にし、大人になっても親との関係に影響を及ぼすことがあります。
これらの事象は、過度な抑圧や制約のもとで成長する場合によく見られるものです。子どもの育て方においては、バランスの取れた指導とコミュニケーションが重要です。感情の表現や自己肯定感を尊重し、子どもが健全に成長できる環境を提供することが大切です。
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つ・ま・り・・・
「ちゃんと」する子どもなんてろくなもんじゃないし、「ちゃんと」を強要する親はさらに上の世代からそれを強要され、当然のように、息を吸うように「ちゃんとして」っていっているのです・・・
私、いまさらですが、子どもに「ちゃんとやって」というのはやめようと思います。ちゃんとやって、じゃなくて、具体的にいっていこうと思うのでした・・・（絶賛反抗期だからぜんぶつっぱねられるけど）